「いつも通り過ごしているのに、背中がしんどい。」|「いつも通り」の負担を考えてみる
2026/09/16こんにちは!
最近、続けて「背中がしんどい」というお客様が来られました。
「何かしました?」と聞いてみても、
「いや、別に。いつも通りなんですけどね」
「なんでかなぁ~」
という感じ。
たしかに、11月頃なら「寒くなってきたからかな」と思うこともあります。
でも、9月。
まだ暑い日もあるし、朝晩は少し涼しくなってきた。
「寒くて身体に力が入っている」というほどでもない。
私も施術をしながら、
「9月って、背中がしんどくなりやすい時期だったっけ?」
と、ちょっと気になりました。
背中がしんどいのは、9月に限ったことではないけれど
肩や首、背中は、そもそも普段から負担がかかりやすい場所です。
仕事でパソコンに向かう。
スマホを見る。
同じ姿勢で作業する。
人と話す。
移動する。
帰宅してから家のことをする。
特別な運動をしていなくても、身体は一日中いろいろなことをしています。
だから「背中がこる」「肩が重い」ということ自体は、季節に関係なく起こります。
ただ、季節の変わり目には、そこへいくつかの小さな負担が重なることがあります。
9月は「いつも通り」に、いろいろ重なりやすい
9月になると、朝晩は少し涼しくなってきたのに、昼間はまだ暑い。
外に出れば暑い。
職場やお店に入れば冷房が効いている。
また外に出れば暑い。
そんな温度差を、一日の中で何度も経験することもあります。
さらに、夏の間に睡眠が乱れていたり、食事が軽くなっていたり、冷たいものが増えていたり。
「もう夏も終わったし」と思っていても、身体には夏の疲れが残っていることがあります。
そこへ、いつもの仕事や家のこと。
つまり、
**「特別なことはしていない」のに、身体には小さな負担がいくつも重なっている。**
そんなことも考えられます。
「いつも通り」って、実は結構ハードなのかもしれない
ここで、ちょっと考えてみたいことがあります。
「いつも通り」って、どんな一日でしょう。
朝起きて、仕事へ行く。
仕事をして、帰る。
買い物をして、家のことをする。
ご飯を食べて、お風呂に入る。
スマホを見たり、家族と話したり、予定があれば出かけたり。
本人にとっては、どれも特別なことではありません。
だから、
「別に無理してない」
「いつも通り」
「そんなに疲れるようなことしてない」
となります。
でも、考えてみると、動いているのは身体だけじゃありません。
仕事中は、目の前の作業だけをしているわけではないですよね。
次の予定を考えたり、誰かへの返事を気にしたり、仕事の段取りを考えたり。
家に帰ってからも、
「明日は何時に起きよう」
「夕飯どうしよう」
「これ買っておかなきゃ」
「そういえば、あれもやらないと」
と、頭の中では次から次へと考えている。
座っていても、身体を休めていても、頭の中は動き続けていることがあります。
**身体も動いている。
頭も動いている。
それなのに、それを全部「いつものこと」として数えていない。**
「いつも通り」って、思っているより結構ハードなのかもしれません。
「疲れている自覚」と「身体の状態」は、同じとは限らない
ニコでも、施術前には、
「今日はそんなに疲れてないですよ」
と話していた方が、実際に身体に触れてみると、肩や背中に思った以上に力が入っていることがあります。
そして施術のあと、
「私、こんなに力入ってたんですね」
と、初めて気づかれることも。
疲れている自覚がないことが悪いわけではありません。
毎日を普通に過ごしているからこそ、身体の小さな変化には気づきにくいんだと思います。
最近のお客様からも、
「背中がしんどくて、呼吸がしづらい感じがする」
というお話がありました。
背中や胸まわりがこわばっていると、呼吸の動きをしづらく感じることもあります。
ただ、息苦しさにはさまざまな原因があるので、「背中がこっているから」と決めつけることはできません。
強い息苦しさや、普段とは明らかに違う症状がある場合は、施術よりもまず医療機関へ。
そこは大切にしながら、
「最近、なんとなく体が違うな」
という小さな変化には、少し目を向けてみてもいいと思います。
「何をした?」ではなく「いつもの一日」を見てみる
背中がしんどいとき、
「何か無理したかな?」
「重いもの持ったかな?」
「運動したかな?」
と、原因を探したくなります。
もちろん、それも大切です。
でも、特別なことをしていないなら、
**「いつもの一日って、どんな一日だったかな?」**
と振り返ってみるのもひとつ。
長時間同じ姿勢ではなかったか。
冷房の効いた場所に長くいなかったか。
睡眠や食事がいつもより乱れていなかったか。
仕事や家のことを、頭の中でずっと考えていなかったか。
気づかないうちに、ずっと気を張っていなかったか。
全部を改善する必要はありません。
「そういえば最近、ちょっと詰め込みすぎてたかも」
と気づくだけでも、自分の状態を見るきっかけになります。
自分の日常を、ちょっと軽く見積もってない?
最近、「背中がしんどい」というお客様が続いて、私自身も「なんでだろ?」と考えてみました。
9月だから背中がガチガチになる、という単純な話ではないと思います。
気温差や冷房、夏の疲れ。
そこに仕事や家のこと、予定、人とのやり取り、頭の中で考えていること。
いろんな小さなものが、「いつも通り」の一日に重なっているのかもしれません。
「何もしてないのに」ではなく、
**「いつも通り」が、思っているよりずっと身体も頭も使っている。**
そんなこともあるんですよね。
もし最近、
「なんでこんなに背中がしんどいんだろう」
と思うなら、特別な原因を探すだけではなく、
**自分の日常を、ちょっと軽く見積もってない?**
と、一度振り返ってみてください。
「これくらい普通」と思っている毎日も、身体にとっては、ちゃんと一日の仕事なのかもしれません。
🍃午後のひと呼吸
今この瞬間、肩や背中に力が入っていないか。
ちょっとだけ気づいてみる。
ふーっと息を吐いて、
そのままひと息。
午後は、自分の身体にも少し目を向けてあげましょう。