夏が終わった気がしない夜に
2026/09/04
こんばんは。
9月になりました。
カレンダーを見ると、もう秋。
暦の上でも、季節はちゃんと進んでいるらしい。
……らしいけれど。
外に出れば、まだ暑い。
朝から暑いし、
仕事へ行くだけで疲れるし、
帰ってきても、まだ暑い。
今年の夏、
何か夏らしいことをしただろうか。
花火を見に行ったとか。
お祭りに行ったとか。
海へ行ったとか。
そんな思い出より先に浮かぶのは、
暑かったなあ。
ということだったりします。
毎日、いつも通り仕事へ行って。
家のことをして。
暑さにうんざりして。
気がつけば、カレンダーだけが9月になっていました。
虫の声は、ちゃんと変わってきているのに。
暑いのに、
虫だけは「そろそろ秋ですよ」とでも言うように鳴いていて。
いやいや、
外はまだ全然そんな感じじゃないですけど。
と思いながら、その声を聞く夜もあります。
昔は、夏の終わりに少し寂しくなったり。
朝晩の空気が変わって、
「ああ、もう秋になるんだな」
なんて、季節の移り変わりを感じる時間があったような気がします。
でも最近は。
暑い。
暑い。
まだ暑い。
そして、ある日急に寒くなる。
秋はどこへ行ったんでしょうね。
そんなことを思いながら、
9月の最初の夜を迎えています。
夏が終わった気がしないのは、
まだ暑いからだけじゃないのかもしれません。
今年の夏を、
何か特別に楽しんだわけでもなく。
夏の思い出をたくさん作ったわけでもなく。
ただ、
いつもの毎日を過ごしていたら。
暑さが続いていて。
なんだかずっと疲れていて。
そのまま、9月になってしまった。
そんな感じがする人も、
きっといると思います。
でも考えてみれば。
私たち、
夏だけ疲れているわけでもないんですよね。
冬になれば、寒くて疲れる。
春になれば、気温差や環境の変化に振り回される。
夏は、もう言うまでもなく暑くて疲れる。
そして秋は、
気づいたら通り過ぎている。
年中、なんだかんだ疲れている。
だから、
「夏の疲れを秋まで持ち越さないように」
なんて言われても。
いや、
疲れを持ち越していない季節って、いつでしたっけ。
と思ってしまう夜もあります。
夏の疲れなのか。
いつもの疲れなのか。
年齢のせいなのか。
仕事のせいなのか。
暑さのせいなのか。
もう、正直よくわからない。
ただひとつわかるのは。
今日も一日、
なんとか終わったということ。
それだけで、
十分なのかもしれません。
9月になったからといって、
急に秋らしい気分にならなくてもいい。
夏を振り返って、
「今年の夏も楽しんだな」と思えなくてもいい。
まだ暑いことにうんざりしていてもいい。
カレンダーだけが先へ進んで。
自分の体や気持ちは、
まだそこについていけていない。
そんな9月の始まりがあっても、
いいのだと思います。
季節は、勝手に変わっていきます。
私たちが準備できているかどうかなんて、
待ってくれません。
だからせめて。
置いていかれたような気持ちになったときは、
無理に追いつこうとしなくてもいい。
「もう秋だから」
「そろそろ切り替えなきゃ」
そんなふうに、
自分まで急がせなくていいんです。
まだ暑い。
まだ疲れている。
でも、虫はちゃんと鳴いている。
そんな、少しちぐはぐな9月の夜。
夏が終わった気がしなくても。
秋らしい気分になれなくても。
今年の夏を楽しめなかったような気がしても。
とりあえず今日まで、
この暑さの中を過ごしてきた自分に。
おつかれさま、と言ってあげましょう。
何かをリセットしなくても。
きれいに気持ちを切り替えなくても。
今夜はただ、
「今日も終わったな」
くらいでいい。
9月の最初の夜くらいは。
少しだけ、自分を急かさずに。
まだ暑い夜の中で、
ゆっくり休みましょう。
おやすみなさい。
🌛おやすみ前のひと呼吸
大きく吸わなくて大丈夫です。
今の呼吸のままで。
吐く息だけ、
ほんの少し長く。
ふぅーっと吐いて。
また、いつもの呼吸に戻る。
それを何度か繰り返したら。
今日はもう、
おやすみなさい。