夜ふとしたときに、思い出したくない記憶が浮かんでくる。
「なんで今それを…」と思いながら、心がずしんと重たくなってしまう。
そんな経験、誰にでもあることです。
そしてそれは、「まだその記憶と仲直りできていない」という、心の小さなサインなのかもしれません。
忘れようとしなくて、大丈夫
まずお伝えしたいのは、無理に忘れなくていいということ。
人の心は、「ちゃんと感じきれなかったこと」「飲み込んだ感情」に対して、あとからそっと思い出させてきます。
それは過去のあなたが、そのときうまく処理しきれなかっただけ。
今のあなたが、それを“ようやく向き合える準備ができてきた”ということでもあります。
「思い出す」=「癒えるための入り口」
実は、記憶がふと浮かんでくるのは、心が回復に向かっている証でもあります。
感じきれなかった感情を、もう一度“安全な場所で”感じようとしているのです。
だから、まずはこうつぶやいてみてください。
「また出てきたね。今は一緒にいても大丈夫だよ」
これは、心の中にある“未消化の記憶”に対して、自分が差し出す優しい手のようなものです。
手放すためにできること
記憶は思考で消そうとすると、かえって強くなります。
でも、からだからアプローチすると、ふわっと緩むことがあるんです。
たとえば…
✅ 深呼吸をする
お腹や胸に手を当てて、3秒吸って6秒かけて吐いてみる。
それだけで、自律神経が「安心モード」に。
✅ 背中やお腹を温める
体の中心部がほぐれてくると、心も少しずつやわらぎます。
ハーブティや湯たんぽもおすすめ。
✅ 好きな香りに包まれる
ラベンダー、ネロリ、フランキンセンスなど、安心をくれる香りをそばに。
「安心していいよ」という合図になります。
🍀 手放すって、「なくす」ことじゃない
「手放す=忘れる」「思い出さないようにする」ではありません。
本当の意味での“手放し”は、
その記憶があっても「もう大丈夫」と言えるようになること。
思い出しても、自分を責めずにいられること。
それは、記憶の“居場所”が変わることなのだと思います。
最後に
大丈夫。
あなたがふと浮かべてしまうその記憶は、
ちゃんと“やさしく手放せる日”が来ると思います。
その日がくるまで、
深呼吸して、体をあたためて、
そして「今のわたし」に戻ってくることを、少しずつ試してみてください。
心は、いつだって「安心できる場所」を探しています。
この文章が、そんな場所のひとつになれたら嬉しいです。
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