こんにちは!
岸田です。
暑いだけならまだ耐えられるかもですが、湿度がまとわりついてくるのは、なかなかツライです。
暑かったり、運動したりして汗をかくことはごく自然のことで、汗をかくことは大切ですし、汗をかくのは代謝がいいからだと言われることがあるかと思いますが、ちょっと動くだけ、いや何もしていなくても汗がでるという方は代謝が良くて汗をかいているわけではないかもしれません。
汗をかけばOKというわけでもなく、代謝がいいからということでもないんです。
よく耳にする「代謝がいい」というのは、「基礎代謝量が高い人」のことを言います。
基礎代謝というのは、体を動かなくても臓器を動かしたり、呼吸をしたり、体温を維持しているだけで、体のエネルギーが消費されていきます。
1日に消費するエネルギーのうち6割を基礎代謝量が占めていて、基礎代謝量が高い人がいわゆる代謝の良い人になります。
代謝が良い人=痩せたい質と言われているのは、体に吸収したエネルギーの消費が活発なので、脂肪燃焼や血行促進などの効果が期待されているためです。
発汗には、体温を調節して一定に保つ役割があります。
汗には3種類あって、「温熱性発汗」は体温が上昇した際に体温を下げるための発汗で、99%が水でニオイがほとんどない、いわゆる良い汗です。
「精神性発汗」は精神的な刺激による発汗で、更年期などでかく汗もこの精神性発汗だと言われていますが、部分的にかいてほしくない場所から発汗してニオイも伴う、いわゆる悪い汗です。
そして、「味覚性発汗」と辛いものなどを食べた時の刺激から反射的な発汗で、食べ終えると汗はひきます。
代謝と発汗とは、それぞれ役割が違うということです。
汗をよくかく人で代謝が悪い人の特徴として…
- 冷え性
- 肥満(隠れ肥満も含む)
- ホルモンの影響(更年期や妊娠)
- 運動不足
- ストレス
- 代謝異常の疾患
などがあげられますが、ただ汗をかけばいいということではなく、汗の状態が代謝の良し悪しになります。
良い汗は、ニオイも少なくてサラサラの汗で蒸発しやすく、体の熱を効率よく体の外へ出してくれます。
一方、悪い汗は、ニオイを伴うベタベタの汗で蒸発しにくいので、体温調節がうまくできません。
汗をかいても代謝が悪い人は、悪い汗をかいているということになります。
ストレッチ・筋トレ・有酸素運動など体を動かして汗をかくことで、汗腺機能を改善へ
マッサージ・入浴・体を温める
ストレスや睡眠不足など交感神経が優位になる原因をとりのぞく
3食をバランスよく、できるだけ温かい食事でたんぱく質をしっかり摂る
まとめ
汗をかくから代謝が良いのではなく、良い汗をかいてこそ代謝がいいということなんですね。
どうせ汗をかくのであれば、代謝の良い汗をかいていきたい!
そのためには、まず汗の質を改善していかないといけません。
夏場は、体の外からも内からも冷える要素が多く、じつは冷えているということに気がつきにくいかもしれません。
できれば汗をかきたくないので、かかないように過ごすことも多いです。
それでは汗腺の機能が衰えてしまい、いざ汗をかくと悪い汗が出やすく、体温調節がうまくできずに熱中症のリスクも上がってしまいます。
涼しい部屋の中で意識的に体を動かしたり、シャワーではなく湯舟に浸かるなど自宅でも意識的に汗をかいて汗腺の機能を高めて良い汗をかいていきましょう!
冷えた血流の巡りを放置したままでは、疲れが慢性化してしまいますので、体を温めてほぐしていくことで代謝のいい体作りをしていきましょう♪